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プレマネブログ

2019年03月29日

人を動かす基本動作

人を動かす重要基本動作である指示命令

■共通の言語を会社につくろう!
チーム運営の重要なポイントにリーダーと
メンバーのコミュニケーションがある。
そもそも職場におけるコミュニケーションの
目的には以下の点がある。

①目標・方針の共有(お互いのベクトルを合わせるために必要)
②チームにおける共通問題の把握と解決への問題意識の刷り合わせ
③チームの知識・経験を共有化し、チーム力を高めるノウハウの共有
④メンバーの役割確認
⑤チームの目標達成度、プロセス確認をする
つまり、チームにおけるコミュニケーションは、共有化した職場の
目的・目標を達成する為に不可欠な信頼の絆である。
今回のテーマである基本動作は、個人でやればすぐに出来るものばかりだが、
チームでやろうとすると上手くできない事が多い。
その最大の原因は社内での共通言語の統一化が出来ていないからだ。
例えば、整理整頓という基本動作があり、
上司がメンバー整理整頓をしようと掛け声をかける。
しかし、上司の考える整理整頓とメンバーの考える
整理整頓の意味が違えば、当然基本動作として成立しない。
分かりやすく説明すると、青信号は渡れると理解する人もいれば、
止まると理解する人もいれば交通社会は成立しない。
これと同じで整理整頓の意味を社員一人一人が違うように考えれば
整理整頓は出来ない。基本動作に関しては、このような現象が
多くの会社で見受けられる。
ちなみに、整理とは『要らない物を捨てる』そして、
整頓は『仕事がしやすいように配置を整えたりする事』となる。
人を動かす代表的な基本動作に連絡・報告がある。
社内で【連絡の意味】【報告の意味】を社員の皆さんに確認すると
8割の会社はバラバラの返答になる。いかに曖昧な捉え方で人を
動かそうとしていたか。その現実がわかる。
要は、会社内において基本動作の定義づけをする事で、
基本動作は推進されやすくなる。

■指示命令は仕事のスタートキー
指示命令と報告は、人を動かす大切な基本動作で、
働きやすい職場のキーポイントになる。
チームを動かすスタートキーを入れるのはリーダーで、
その動作が指示命令であり、それに対応するのが
チームメンバーの報告・連絡。
業務上の命令・指示は、
『やりたければやる、やりたくなければやらない』という性質のものではなく、
必ずやらなければならない仕事となる。
つまり、命令・指示はお願い事ではない。リーダーは、命令や指示を
出して部下を動かし、組織を動かし、目標達成に向け、責任を遂行する役割。
昨今では、高圧的な命令口調ではなく、軟らかいお願い口調で
指示命令をする機会が多いから、メンバーはリーダーの指示命令を
誤解するケースが多くなっている。しかし、どのような口調で言われたとしても、
仕事に関しリーダーから「お願い」された事は「命令」である事を
理解させる必要性がある。

■命令と指示とは
命令と指示はどうように違うのでしょうか?
命令とは『達成すべき目的を示す事』であり、指示とは
『やるべき手順を示す事』になる。
仕事の遂行には、具体的な目的・目標、そしてその手順を示す事が求められ、
その役割が上司の命令と指示となる。
例えば、年度始まりに経営計画発表会を行うケースで考えると、
経営者が経営方針や数値目標を提示する事は、達成すべき目的を
社員に示し事になる。そして、やるべき手順を具体的に示すのが
各部門・個人の重点施策になり、このような流れが仕事の指示・
命令の基本である。

■命令・指示の実務ポイント
≪口頭による命令・指示≫
①考え方・方法を理解させる必要性のある場合     
②監督がしやすく、比較的簡単な仕事         
③簡単な、短時間で出来る仕事
④受け取り方が間違いやすい場合は復唱させる
≪書面による命令・指示≫
①仕事内容が正確性を求められる場合、特に数字に関係がある場合
②客観的なデーターが必要な時
③仕事が各部門・複数人に関係があるとき

≪命令者実務のポイント≫
①指示の内容を理解したかどうかを確認する為に、内容を復唱させる
②その為にメモをとらせる
③命令者がその内容を忘れないように、記録しておく
④必ず、中間報告日を設定し、その予定日を自分の行動予定にいれる

≪命令・指示を受ける際のポイント≫
①指示・命令の内容を理解し、分からない場合はしっかりと確認
②いつまでにやるべき仕事なのかを確認
③既に別件の仕事がある場合は、相談し優先順位をつけて行う
④単純な命令の場合は口頭で復唱
⑤単純でない場合は必ずメモをとり、内容を確認する

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