2020年09月27日
人を動かす基本動作
基本動作を徹底させる方法
今回はチームで基本動作を定着させる方法について説明していきます。
■やり方の統一化
社員各自のすることがバラバラだと、基本動作がせっかくうまくいっても、それは個人のものとしてしか定着しない。
そうならないためには会社・部門として、やり方を決め、統一させることが重要である。
例えば、報告を実施するときに必ず問題となる点は、
●「報告の内容(何について報告するか)」
●「報告するタイミング」
●「報告の仕方」が統一されていないことである。
だから、せっかく報告されても、人によって報告の深度に「差」が生まれてしまう。これは、やり方が統一されていないから
起こる現象である。
■呼称の共通言語化
同じ行為を指してもAさんは「あれ」、Bさんは「これ」と呼称すれば、混乱をきたすだけである。
そのためには、呼称の統一化を図る。
例えば、報告を実施するときも
●「事後報告」なのか
●「中間報告」なのか
●「緊急報告」なのか、呼称を統一することによって指示・命令もやりやすくなる。
■環境整備の状況を確認
1週間に1回、環境チェックをする日を設ける。これは基本動作の実施状況を確認することである。
まず、「今週は整理整頓、来週はクレーム……」といった具合に、月間で予定を立てる。予定を立てたら、環境チェックを
する担当者を決める。担当者は月ごとに交代させ、全員で実施する。
もちろん、これを行う前には、各基本動作の「チェックポイント」をまとめて、伝えておかなければならない。
チェックが終わったら部署内で発表・説明し、意識の継続化を促し、基本動作の徹底を図っていく。
ご参考にしてください。