2020年05月14日
チームを動かすリーダーの技術
メンバーに「気づかせる」話し方
今回はプレイングマネージャーの皆さんがチームメンバーとのコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、メンバーに前向きな気持ちを持たせる話し方です。
以下の点を参考にしてください。
◆「調子はどう?」
声かけをする機会を増やすことで、メンバーの心理的な壁を取り除く効果を期待できます。
そうすれば、メンバーはプレイングマネージャーに対して話しやすくなり、コミュニケーションが円滑に図れます。
◆「どう思う?」
この言葉も気軽に使うことができます。このように話しかけられれば、メンバーは自分の考えや思うことをプレイングマネージャーに話すことができます。
この言葉は、メンバーが話しやすくなるだけでなく、メンバーは自分で考える力を鍛えていくという効果も期待できます。
◆「○○という点が、成長したなぁ」
「さすが○○さん」と気軽に使える言葉で数多くほめることも有効です。
このほめ方のポイントは、「○○という点」とほめる内容を絞り込んでいることです。メンバーはきっと二つの言葉の組み合わせによる
ほめ方で「いつも自分のことをしっかりと見てくれている」と感じる
◆「どうすればできるようになる?」
これまで、仕事に失敗したメンバーに対して「なぜできなかった?」と質問をしていませんでしたか。
このような質問をメンバーにしても、後ろ(=失敗したこと)を振り返るばかりで、メンバーの気持ちを前向きにさせることはできません。
失敗したメンバーにとって必要なのは、「失敗した原因」ではなく「次に成功するための対策」です。未来についての問いかけが必要なのです。
気持ちを前向きにさせる問いかけが必要なのです。
メンバーへの問いかけにひと工夫することで、メンバーの気持ちを前向きにさせたり、気づかせたりすることが期待できます。
中堅・中小企業のプレイングマネージャーの皆様のご参考になりますように・・・
以上