2019年03月29日
全社員参画PDCAの基本となる業績をつくる黄金法則
業績をつくる黄金法則の流れ
中堅・中小企業には、業績を創る黄金法則があり、
その流れは①部門方針②商材戦略③戦術④戦闘⑤環境整備の
5つのポイントがあります。
■部門方針
まず、会社全体にかかわる方向性を示すのが経営方針。
この経営方針の流れに沿って部門の方針を示すのが部門方針ということです。
部門方針は3カ月を1クールと考え、チームの進み方を示します。
この進むべき道順を示す機能はチームリーダーとチームNO2で担当します。
■商材戦略
次に商材戦略となります。具体的な業績の検討で商材とは商いの材料のことです。
会社、チームには必ず目標に対して現状を見た場合に、営業・製造・管理であろうが、
必ずそこに差額、ギャップがあります。それをどうやって埋めていくのかを
考えるのが商材戦略ということです。チームにとって今やるべき事をハッキリさせる
機能はチームリーダーとチームNO2そして中堅社員で担当します。
■戦術
そして考えた部門方針、商材戦略をどのように人を動かし、明日から
実践させるかを決めるのが戦術になります。仕事の目標が決まったら、
リーダーはどのように進めるかのやり方と役割分担をメンバーに示さなければならない。
ただ単に「目標をやれ」だけなら、職場に知恵・工夫は生まれず、
全体の生産性向上につながりません。メンバーの理解があって、成果の出る
行動につながります。明日から動く内容は全社員を巻き込んで、考えていく機能。
■戦闘
そして戦闘へと流れていきます。戦闘とは、チーム全員の役割分担による
日常業務・戦術で決めた具体策の実践となります。この部門方針から戦闘までの
流れをどうやってチームに合ったやり方に、メンバーのレベルに合ったやり方に
していくのかがポイントになります。この決めた事をやりきらせる機能は
全員で取組みます。
■環境整備
そして、業績をつくる黄金法則をチームとしてできるようにする為の環境する事です。
基本動作やメンバーの仕事スキルアップやマネージメントシステム構築等で
働きやすい職場を整備していく事です。
業績対策は部門方針、商材戦略を検討・決定します。それを明日からどのように
具体化していくかを考えて、決定事項をつくるのが戦術です。次に現場で戦闘を
行う実践となります。現場が動き出すと、必然的にプランのやり直しがでます。
その時に戦術の組み直しと戦闘のやり直しを行う軌道修正が必要になります。
そして、月末を迎え、次回にやりやすくしていく為に環境整備を図る流れとなります。
黄金法則通りになかなか進まない背景として中小企業が抱える体質特性と
プレイングマネージャ体制にあります。戦略だけでは、業績は上げりません。
チームを動かすリーダーの方々は、部門方針・商材戦略、そして全員を
巻き込んでの戦術・戦闘という流れをきちんと自分の中で整理・体系化し、
チームに共有化させていただきたいです。