2020年05月14日
チームを動かすリーダーの技術
リーダーがメンバーに植え付ける問題解決の思考回路①
■問題は問題を見せる事から始まる
問題のない会社はありません。
だから、仕事は問題解決であるといわれるのです。仕事では、その持ち場で発生するあらゆる課題、問題を適切に解決していくことが求められます。
そのためには、常日頃から積極的な問題意識を持ち,実務知識を活かして状況に応じた適切な問題解決が図らなければ、会社の発展はありません。
プレイングマネージャーのあなたが、ある状況について「これは問題であり、解決すべきだ」と考えてメンバーに説明しても、
メンバーから「それは別に問題ではないのではないか?」 「確かに問題だけれども、もっと大事な問題があるのではないか?」といった反応はよくあります。
チームとして問題解決を実践する時に、リーダーに求められるのが「目指す状態を共有させる事」と「現状を“見える化”にする事」です。
問題解決の思考プロセスがチームに定着すれば、解決実行力は高まります。
そもそも仕事の問題は、人によって、置かれた立場の違いや状況によって問題の捉え方は大きく異なります。
ひとりひとりが問題にしている問題を【いかに共通な問題にしていくか】というプロセスが必要になります 。問題のない会社はどこにもない。
そして問題は誰にでも見えるわけでもない。だから、問題を多くに人に見せる工夫が必要となるのです。
中堅・中小企業のプレイングマネージャーの皆様のご参考になりますように・・・